Blog

ブログ

夜勤のある仕事。昼に眠れる部屋の条件

2026/10/5

夜勤のある方は、「日当たりのいい部屋」を第一条件にしないでください。

理由はひとつです。
昼に眠る生活では、日当たりの良さがそのまま睡眠の邪魔になるからです。 南向きの角部屋は、たしかに気持ちのいい部屋です。けれど、朝8時に布団に入る方にとっては、いちばん明るい時間にいちばん光が入る部屋、ということでもあります。

みなさま、こんにちは。
札幌・琴似の不動産屋「スマイルール」代表のゆりんごです🌷

「夜勤が月に8回くらいあります」
「日勤と夜勤が交互で、寝る時間が毎週変わります」

看護師さん、介護職の方、飲食や接客のお仕事をされている方から、よくうかがうお話です。
そして、こうおっしゃる方がとても多いです。「前の部屋、昼に全然眠れなかったんです。」

正直に言うと、これは体質ではなく、部屋の条件でかなり改善します。


なぜ「日当たり重視」で探すと失敗するのですか?

部屋探しの基準が、昼に働く人向けに作られているからです。

募集情報で強調されるのは、南向き・角部屋・眺望のよさ。朝に起きて夜に眠る方にとっては、正しい価値です。

でも、夜勤のある方の一日は、こうなります。

時間帯

日勤の方

夜勤明けの方

朝8時

出かける

これから眠る

昼12時

外にいる

いちばん明るい時間に寝ている

15時

外にいる

まだ寝ている

夜22時

眠る

出勤の準備

光・音・人の動きが、全部ずれています。

だから、夜勤のある方の部屋選びは、「明るさをどう消せるか」「昼の音をどう避けるか」という、逆向きの設計になります。


遮光は、カーテンだけで足りますか?

足りないことが多いです。漏れるのは、カーテンの端と上です。

遮光カーテンを買えば解決すると思われがちですが、実際に眠れない原因は布の性能より、すき間です。レールの上、左右の端、床との間。この3か所から漏れた光で、部屋全体が明るくなります。

対策は、そんなに難しくありません。

漏れる場所

対策

上

カーテンボックス、または上部を留める器具

左右

窓枠より左右に大きめのカーテンを選ぶ

下

床すれすれの丈にする

窓そのもの

内側にロールスクリーンを足す二重構成

そして、部屋を決める前に見ておきたいのが、カーテンレールの形と、窓の数です。角部屋は2面採光で人気がありますが、夜勤のある方には「遮光の手間が2倍」という意味にもなります。

▶ 内見で見るべきポイントは?札幌の不動産屋が「ここだけは見て」と伝えている12か所


北向きの部屋は、ありですか?

夜勤のある方には、むしろ向いていることがあります。

北向きは敬遠されがちです。冬は寒い、洗濯物が乾きにくい、暗い——たしかにその通りです。

ただ、昼に眠る方にとっては、「直射日光が入らない」がそのまま利点になります。

向き

昼に眠る方から見ると

南向き

明るい。遮光の手間がいちばん大きい

東向き

朝いちばんに強い光。夜勤明けと相性が悪い

西向き

午後から夕方に暑くなる。夏はつらい

北向き

直射が入らない。昼でも落ち着いた明るさ

そして、北向きは家賃が抑えられていることが多いです。同じ建物の同じ間取りでも、南向きより落ち着いた金額で出てくることがあります。

ただし、札幌で北向きを選ぶなら条件がひとつ。❄️ 暖房の種類と断熱は必ず確認してください。 北向きで断熱の弱い部屋は、冬の寒さと光熱費が別の問題になります。


昼の生活音は、どこから来ますか?

上階の足音と、建物まわりの作業音です。ここがいちばん見落とされます。

夜に眠る生活なら、周りも静かです。でも昼は、建物全体が活動しています。

  • 上階の足音——掃除機、椅子を引く音、子どもが走る音

  • 給排水の音——洗濯機、シャワー、トイレ。古い建物ほど響きます

  • 廊下と階段の音——出入りが多い時間帯です

  • 宅配・訪問のチャイム——昼はここが集中します

  • ❄️ 除雪の音——冬の早朝、これが札幌の最大要因です

最後がいちばん強敵です。

札幌では、敷地の除雪が早朝に入ることがあります。重機の音と、雪を積み上げる音。夜勤明けで7時に寝ようとしたところに、これが来ます。

だから、「敷地の除雪は、いつ入りますか」と必ず聞いてください。時間帯が分かるだけで、対策が立てられます。

対策としては、最上階を選ぶのがいちばん効きます。上階の足音がなくなるだけで、昼の睡眠の質はかなり変わります。


大通り沿いは、避けたほうがいいですか?

夜勤のある方は、避けたほうが無難です。ただし、理由は夜ではありません。

大通り沿いの部屋は、夜より昼のほうがうるさいです。交通量が多いのは通勤時間帯と日中で、そこが睡眠時間と重なります。

そして❄️ 幹線道路沿いは、路面の状態によって冬の車の音が変わります。 圧雪の上を走る音は、夏に内見しただけでは分かりません。

立地

昼に眠る方から見た評価

幹線道路に面している

交通量のピークが睡眠時間と重なる

幹線から1本入った住宅街

静か。ただし夜道の明るさは要確認

駅のすぐ前

人の出入りが多く、昼も動いている

おすすめは、幹線道路から1本か2本入った場所です。駅までの距離を少し譲って、静けさを取る。夜勤のある方には、かなり割に合う交換です。

ただし、1本入った道は夜の明るさが落ちます。 出勤が夜になる方は、その道を夜に歩いてみてください。

▶ 札幌の治安はどうですか?エリアで見るより「道」で見てください


ゴミ出しと宅配は、どうすればいいですか?

この2つが、夜勤生活でいちばん現実的なストレスになります。

ゴミ出しは、朝の決まった時間までという物件が多いです。前夜に出せない、朝は寝ているという方が本当に多いです。契約前にこれを確認してください。

① ゴミステーションは、いつ出せますか(前夜から出せる物件もあります)
② 屋内のゴミ置き場ですか、屋外ですか
③ 収集日以外も置いておけますか

②が地味に効きます。 ❄️ 屋内のゴミ置き場がある建物は、真冬に雪の中を歩いて出しに行かなくて済みます。札幌では、これは想像以上に大きい差です。

宅配のほうは、寝ている時間にチャイムが鳴るのが問題になります。

方法

夜勤のある方から見ると

宅配ボックス

いちばん確実。あれば優先したい設備

置き配

使えるが、玄関の位置と建物の造りによる

営業所・コンビニ受け取り

出勤ついでに寄れるなら便利

宅配ボックスの有無は、募集情報に書かれていないこともあります。 気になる物件があれば聞いてください。

▶ 宅配の受け取りが少しこわい。女性のひとり暮らしで、置き配をどう使いますか


職場までの距離は、どう考えますか?

夜勤のある方は、「終電」ではなく「帰る手段」で考えてください。

夜勤明けの帰宅時間は、交通機関が動いている時間帯なのであまり困りません。問題は、夜勤に入る前と、呼び出しがあったときです。

  • 深夜・早朝にタクシーを使う可能性があるか(距離がそのまま費用になります)

  • 車通勤なら、駐車場と雪の問題(❄️ 冬の朝、雪をかく時間を毎回見ておく必要があります)

  • 徒歩・自転車の距離なら、冬にそれが成立するか

❄️ 3番目が札幌特有です。 夏に自転車で15分の距離は、真冬には自転車が使えません。歩けば倍近くかかり、足元も悪い。冬に成立しない通勤手段は、最初から数えないでください。

わたしがよくお伝えするのは、「職場が近いほうが、夜勤の疲れ方が変わります」ということです。距離を10分縮めるために家賃が少し上がっても、夜勤が続く生活なら悪くない交換だと思っています。


内見では、何を見ればいいですか?

この順番で見てください。昼の内見でも分かります。

#

見るところ

確認の仕方

1

カーテンレールの形

上に箱があるか、レールがむき出しか

2

窓の数と向き

遮光する箇所が何か所になるか

3

上階の状況

空室か、どんな方が住んでいるか聞く

4

水回りの位置

排水管が寝室の壁を通っていないか

5

ゴミ置き場

屋内か屋外か、出せる時間

6

宅配ボックス

数と大きさ

7

敷地の除雪

❄️ 時間帯と、雪をどこに積むか

8

寝室にする部屋で、5分黙ってみる

聞こえてくる音を数える

8番目を、ぜひやってください。

内見のとき、わたしは会話をやめて、お客さまと一緒に黙ります。5分間なにも話さずに立つと、聞こえる音がはっきり分かります。 説明を聞きながらでは気づけません。


よくあるご質問(夜勤のある方の部屋探し)

Q. 夜勤があると、入居審査で不利になりますか?
A. なりません。 見られるのは収入の安定性と勤続です。医療・介護職は、むしろ評価されやすい傾向があります。

Q. 内見に行ける時間が限られています。夜勤明けでも大丈夫ですか?
A. 大丈夫ですが、寝ていない状態での判断はおすすめしません。 お休みの日に合わせて調整します。無料の送迎もしています。

Q. 昼に洗濯機を回すと、迷惑になりますか?
A. 昼は問題になりにくい時間帯です。 気をつけたいのは、むしろ夜勤前の深夜と早朝のほうです。

Q. 最上階は、夏に暑くないですか?
A. 暑くなりやすいのは事実です。札幌の夏も、以前より確実に暑くなりました。 最上階を選ぶなら、エアコンの有無か、後から設置できるかを確認してください。

Q. 遮光を強くすると、体内時計が狂いませんか?
A. 起きる時間に光を浴びれば整いやすいと言われています。眠るときは暗く、起きたら明るく。遮光できる窓と、起きてすぐ開けられる窓。この形が理想です。

Q. 家賃は、どのくらい見ておけばいいですか?
A. 夜勤手当を含めた月収で考えると、繁忙期でない月に苦しくなることがあります。手当を除いた基本の収入で無理のない額にしておくと安心です。❄️ 札幌は冬の暖房費が別にかかるので、そこも計算に入れてください。

▶ 家賃は手取りの3分の1が目安?札幌では、その計算だと冬に足りなくなります


おわりに

夜勤のある方から「昼に眠れない」とうかがうたびに、思うことがあります。

眠れないのは、その方のせいではありません。

部屋探しの基準が、朝に起きて夜に眠る人向けにできているだけです。南向き、角部屋、日当たり良好。その言葉をいったん脇に置いて、「昼に暗くできるか」「昼に静かか」で選び直すと、条件は変わります。

遮光できる窓。上に人がいない階。幹線から1本入った場所。屋内のゴミ置き場と、宅配ボックス。どれも、探せばある条件です。

そして、夜勤を続けながらの部屋探しは、そもそも時間が取りにくいものです。内見の日程も、お休みに合わせます。 眠い日に無理をして決める必要はありません。

「夜勤があるので、昼に眠れる部屋がいいです」
この一言で大丈夫です。あとは一緒に条件を分解します。

まずはLINEから、気軽に話しかけてくださいね☺


札幌女性不動産 by Smirule(スマイルール)
〒063-0811 北海道札幌市西区琴似1条7丁目2-14 CASA COMODO 1F(地下鉄琴似駅5番出口から徒歩7分)
TEL 011-676-8677/平日 9:00-17:00(時間外・土日祝もご相談に応じます)
女性のためのお部屋探し/札幌市内全域対応・無料送迎あり
LINE:https://lin.ee/toPNXSu

Open 9:00 Close 17:00